☆評価☆ | 名前/タイトル | 歌/曲 | 年代 |
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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ | かくしごと [アニメ:全12話] | ちいさな日々 | 2020年 |
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ | かくしごと [アニメ:全12話] | 君は天然色 | 2020年 |
かくしごと |
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『かくしごと』は、久米田康治による日本の漫画作品。『月刊少年マガジン』(講談社)にて、2016年1月号から2020年8月号まで連載された。 娘に漫画家であることを隠し通そうとする父と、その娘の日常を、漫画家のあるあるネタを交えつつ描かれる久米田自身の体験談を思わせる喜劇#ハートフルコメディ|ハートフルコメディ。タイトルは「隠し事」と「描く仕事」のダブル・ミーニングとなっている。 コミックス第1巻の発売に合わせて、久米田にとっては日本国内で初めてとなる単独サイン会がアニメイト名古屋にて開催された。また、シャフト (アニメ制作会社)|シャフト制作によるアニメプロモーション・ビデオ|PVが公開されている。2017年8月26日から同年10月15日まで湯前まんが美術館(熊本県球磨郡)において、「久米田康治のかくしごと展」(原画、ネーム展示)が開催された。 == 作風 == 「漫画家」を題材にすることを勧めたのは担当編集者であり、久米田自身は当初そのジャンルは既にやり尽くされており、新鮮さも感じないと考えていたためやる気は無かった。しかし、久米田自身が「下ネタ漫画」を描いてきたことで周囲から蔑まれ職業を隠した経験もあり、「漫画家であることを隠す」というアレンジを加えたスタンスを思いついた。 本作においては、これまでの久米田作品にあったように、宇宙人が登場したり、異世界や異次元に行くような話はやらない、人死にもなく現実に即した中に留めることを久米田は決めている。また、本作の各エピソードは、ほぼ実話に基づいていると久米田は語っている。 本作は『週刊かくしごと』という架空の雑誌の体を成しており、1話(1回の掲載分)に複数のショートストーリーが描かれている。各ショートストーリーの最後には作中漫画家の「あとがき」もある。また、作中に架空の広告も掲載されているが、実在の漫画家藤田和日郎をモデルにしたキャラクターが登場した回には藤田の作品『黒博物館スプリンガルド』の宣伝が欄外に入っている。 連載に先立ち『月刊少年マガジン』にてフルカラー4ページの予告漫画が掲載され、これは姫18歳編の話となっている。コミックスには雑誌掲載時の姫10歳編に加え、姫18歳編の話が描き下ろしで先行で収録されている。久米田お得意の自虐ネタ、下ネタに加え、感動あり、父の隠し事を知った姫のストーリーが挿入される構成といったストーリーテリングの巧みさも評価されている。 テレビアニメ開始直前の『月刊少年マガジン』2020年4月号掲載分で姫が11歳の誕生日を迎えて以降、連載はそれまでの『週刊かくしごと』形式から11歳の姫と18歳の姫の誕生日以降の話を並行して描く構成へと移行し、単行本で先行公開された18歳時の原稿リメイクに補足として新規描きおろしとなる11歳の話を加えた完全版となっている。なお、単行本最終巻では新規描き下ろし分のみを収録し、先行単行本収録された部分は描き下ろしのダイジェストで表現されている。また、連載では11歳の誕生日の後に父の日の回を挟んで18歳編に移行しているが、単行本では父の日は姫の誕生日の前となっている。 『ダ・ヴィンチニュース』では「個人的な感想」と断った上で、これまで久米田作品に登場する女性キャラクターが絵柄は可愛いものの性格などに問題がありストレートに「可愛い」と言い難かったのに比べ、姫は変な言動があるものの「可愛い娘」として描かれていることを指摘している。 カラーイラストでは鈴木英人の画風を取り入れている。 ウィキペディア(Wikipedia) |